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Brocade ファイバーチャネル製品よもやま話 (第6世代)

by Tetsuya Tsuji on ‎04-27-2017 09:44 PM (2,145 Views)

ファイバーチャネル (Fibre Channel; FC)の「第6世代」とは、32Gbpsのファイバーチャネルプロトコル、および製品群になります。

第5世代と同様、第6世代のファイバーチャネルについても、"Gen 6"と表記することが一般的です。

Gen 6ファイバーチャネルでは32Gbpsに加えて、これを4レーン束ねて使用する128Gbpsの規格 (FC-PI-6P)も存在します。

また、広帯域通信で高いスループットを保証するために、誤り訂正の方式としてForward Error Correction (FEC)の実装が必須となっている点も、Gen 6 FCの特徴といえます。

 

現在ブロケード社が提供しているGen 6 FCスイッチおよびダイレクタは、2016年にリリースされたダイレクタ製品のBrocade X6、ボックス型スイッチのBrocade G620、そして今年3月にリリースされたBrocade G610です。搭載するASICですが、X6およびG620はCondor4、G610はGoldenEye4が内蔵されています。Fabric OSは8.xとなります。

 

 

G620_front_mr.jpg

写真は、Brocade G620です。

右側の4つのQSFPポートは、128Gbpsの帯域を持っています。現在は32Gbps x4本のISLポートとして使用可能ですが、将来的には32Gbps FCデバイスの接続、さらには128Gbps FCリンクとしても使用可能となります。

 

Gen 6 FC製品では前回ご紹介したFabric Visionがさらに進化し、SCSI READ/WRITEのコマンド単位で遅延やパフォーマンスを分析する"IO Insight"、さらにそれを仮想マシン単位で実現する"VM Insight"といった機能が、ASICレベルで実装されています。

 

今回を含めて計6回、15年以上に渡るBrocade FCスイッチ製品の変遷を紹介してきましたが、この間でエンタープライズ・ストレージを取り巻く環境は大きく変わりました。

SDS (Software Defined Storage)やHCI (Hyper Converged Infrastructure)、クラウドストレージといった「ソフトウエアベース」のストレージ技術、オールフラッシュやNVMeベースの高速ストレージ製品などは、1Gbps FCの時代には全く存在してませんでした。

一方で、ストレージ対する容量、信頼性、高速性に対するニーズには、当時も今も違いはありません。むしろ、IoTの普及によりこれらのニーズはますます強くなっています。

これまでご紹介してきたように、Brocadeスイッチはじめとするをファイバーチャネル製品は、これらのニーズに対応、さらには先取りする形で機能を拡張してきました。FC製品群は、今後も着実に進化を続けていくことでしょう。ファイバーチャネル製品の今後の動向にも、是非ご注目いただければ幸いです。

 

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