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Smart Packet Broker: ネットワーク通信事業者のコスト削減を実現

by Jude Vedam on ‎03-22-2016 03:14 AM - last edited on ‎03-22-2016 06:42 PM by aokuhara (910 Views)

Brocade Blog 翻訳記事「Smart Packet Broker: Cost Saver for Network Operators Jude Vedam

 

LTEサービスの導入に着手する中で、モバイル・ネットワーク通信事業者(MNO)は、特にエクスペリエンスの向上や、LTEにアップグレードする加入者数の増加を見据えて、いくつかの側面で大規模な拡大を進めています。 加入者基盤への流入の増加に対応するため、通信事業者はGi対応など帯域幅の容量を強化しています。 新しいLTE携帯電話では、画面の大型化、マルチコアCPU、バッテリーの大容量化、高解像度化など、ユーザ・エクスペリエンスの向上をもたらす技術が取り入れられています。 一部の新しいモバイル専用型アプリケーションでは、こうしたインフラストラクチャを活用して、より多くの価値を加入者に提供しています。 このような結果、LTEに乗り換える加入者の数が増えてきており、今後しばらくはこのサイクルが続くものと予想されます。

 

可視化に伴うコスト

 

従来、通信事業者がネットワークを構築する際に導入する可視化機能は限られていました。 多くの場合、DPIボックスが可視化インフラストラクチャの主要なコンポーネントになっていました。 DPIは通常はGi LANで導入され、それによって優れた使用状況分析機能がもたらされます。 通信事業者はまた、コア・インターフェイスやRANインターフェイスを含むさまざまなネットワーク・インターフェイスを解析する「プローブ」や「ツール」を導入しています。

 

プローブは多くの場合、定格の容量を持つ専用のハードウェアです。 ネットワーク通信事業者が、eNodeB、MME、SPGW、そしてネットワーク容量といったネットワーク・インフラストラクチャへの投資を着実に進める中で、プローブやDPIボックスのアップグレードも必要になっています。 このことは、通信事業者がネットワークを拡大するたびに、より多くのコストを負担しなければならないことを意味します。

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パケット・ブローカによる関連付け

 

パケット・ブローカは、タップやスパン・ポートをプローブに接続します。 通信事業者にとって、パケット・ブローカは、増え続ける可視化のコストを削減するという付加価値をもたらします。

 

Smart Packet Broker は、介入の対象となるパケットを認識します。 プローブへのトラフィックの負荷分散を図るだけでなく、コントロール(GTP-C)トラフィックとユーザ・プレーン(GTP-UおよびSGi)トラフィックの両方を「関連付ける」ことができます。 GTP-Cトラフィックを解析して加入者セッションを追跡することで、Smart Packet Brokerは、本来ならばパケットが複数のプローブに拡散する可能性がある、Inter Radio Access Technology(IRAT)、モビリティ、ハンドオーバーのシナリオや、リンクレベルの内部負荷分散に関係なく、GTP-C、GTP-U、SGiの各トラフィックをセッションの間ずっと同じプローブに結び付けておくことができます。

 

パケット・ブローカ・レベルでの関連付けがなければ、加入者のトラフィックは最終的に複数のプローブによって処理されることになり、通常分析プラットフォームで実装される、第2レベルの集約や関連付けが必要になります。 関連付けの機能によって、分析レイヤーにおけるコンピューティングのニーズが軽減されるだけでなく、プローブの最適化も実現します。

 

ホワイトリストの作成

 

Giのスループットが増える中で、通信事業者は、使用状況の分析やセキュリティの目的で、DPIボックスへの投資をさらに増やす必要に迫られています。 Smart Packet Brokerでは、既知の安全なトラフィックが処理対象から除外されるので、コストを大幅に削減できます。 たとえば、HTTPのトラフィックをスキャンしてマルウェアやボットを検出することを目的に、DPIの導入している通信事業者は、ストリーミング・ビデオのトラフィックの送信を避けることができます。 同様に、GTP-Uトラフィックをドメインやアプリケーションに基づいて除外しようとする場合は、内部IPヘッダに基づいて除外する必要があります。Smart Packet Broker は、プローブに送られるパケットの量を減らすために内部IPヘッダに基づいてパケットを操作する機能を備えています。

 

次回のブログでは、モバイル通信事業者にとって役立つもっと重要な機能についてお話しします。