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Brocade ファイバーチャネル製品よもやま話 (第5世代)

by Tetsuya Tsuji on ‎04-25-2017 07:53 PM (742 Views)

ファイバーチャネル (Fibre Channel; FC)の「第5世代」とは、16Gbpsのファイバーチャネルプロトコル、および製品群になります。

第5世代からはFCIA (Fibre Channel Industry Association)でも"Gen 5"という呼称が使われるようになり、FC製品を提供する各社が"Gen 5対応"などといった表記を使うようになりました。

 

Gen 5 FCとしてのブロケードの最初の製品は、2011年にリリースされたダイレクタ製品のBrocade DCX8510、およびボックス型スイッチのBrocade 6510です。両者はCondor3という共通のASICを採用しており、ファームウエアはFabric OS 7.0になりました。

DCX8510はその名が示す通り、8GbpsのBrocade DCX/DCX-4Sと共通の筐体とControl Processor (CP)ブレードを使用しています。一方で、Core Routing (CR)ブレードおよびポートブレードが16Gbpsに対応することで、より広帯域での通信が可能となっています。

Brocade 6510はミッドレンジ・スイッチとして位置づけられますが、高さ1Uで48ポート搭載されており、これは8GbpsのミッドレンジスイッチであるBrocade 5100 (40ポート)に比べて増えています。ほぼ同一の大きさでより広帯域、かつより多くのポートを搭載できるようになった理由は、前述のASICの改良によるものです。 

 

 

前回、Brocade社は一時期HBA (Host Bus Adapter)もリリースしていたと書きましたが、16Gbps FCに対応した「Brocade 1860」というFabric Adapterも2011年にリリースされています。この製品は、当時"AnyIO"と呼んでいた機能でポート毎にFC (16Gbps)とEthernet (10Gbps)を切り替えることができ、FC HBAとしてもCNA (Converged Network Adapter)としても使用することができるという、当時としてはなかなかの"すぐれもの"な製品でした。

 

図1.png

 

写真は、Brocade 1860です。

自社開発の"Cutpult2"というASICを搭載していました。

 

Gen5 FCスイッチ製品では、Fabric OS 7.2以降で"Fabric Vision"という機能群が提供されています。Fabric Vision自体は複数のハードウエア、ソフトウエアを組み合わせた機能の総称ですが、中核となる技術であるMAPS (Monitoring and Alerting Policy Suites)やFlow Visionは全くの新機能というわけではなく、それぞれ"2Gbps FC"の頃から提供されていた、Fabric Watch (FW)およびAdvanced Performance Monitoring (APM)の発展形です。

FWやAPMは機能自体は当時から優れていたのですが、設定が直感的にわかりにくく、柔軟な運用ができないといったデメリットもありました。MAPSやFlow Visionに"進化"することで、FC SANにおける可視化や自動化といった面が強化されているといえます。

さらにそれを進化させて「解析エンジン」として専用ハードウエアという形で提供しているのが、Brocade Analytics Monitoring Platform (AMP)です。

 

AMP.png

 

写真は第2世代のAMPです。

リリース当初の第1世代と比べると、外見がかなりかっこよくなりました。

AMPも16Gbps FCに対応しているので、Gen 5 FC製品といえます。

 

次回はよもやま話の最終回、現在のFCの最新技術である第6世代 (Gen 6)についてご紹介します。

引き続き、お付き合いいただければ幸いです

 

最新のファイバーチャネル製品はこちら

 

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