Blog Brocade Japan

Brocade ファイバーチャネル製品よもやま話 (第3世代)

by Tetsuya Tsuji on ‎09-05-2016 01:46 AM - last edited on ‎02-26-2017 07:22 PM by aokuhara (971 Views)

ファイバーチャネル (Fibre Channel; FC)の「第3世代」とは、一般には4Gbpsのファイバーチャネルプロトコル、および製品群になります。

"3Gbps"ではないことがポイントです。ファイバーチャネルのリンク速度は「2倍、2倍」で上がっていきます。 

 

ブロケードが最初にリリースした4Gbps FCスイッチ製品は、2005年にリリースされたミッドレンジ・スイッチの「SilkWorm 4100」です。その後、2006年にはエントリーモデルの"SilkWorm 200E"とダイレクタ製品の"SilkWorm 48000"がリリースされました。

さらに2007年には、「Brocade 5000」というミッドレンジ・スイッチがリリースされています。

 

4100.pngB5000.png

左側がSilkWorm 4100、右側がBrocade 5000なのですが、この2つのスイッチ、いずれも最大32ポートのスイッチです。

ただ写真でお分かりの通り、Brocade 5000はかなり小型化されています。

 

実はこの時期、Brocadeでは大きな動きがありました。

当時最大の競合相手の一社であった、McDATA社の買収です。

(買収発表は2006年、2007年1月に買収完了)

これに伴い、FCスイッチのブランド名であった"SilkWorm"がなくなり、以降のスイッチは"Brocade xxx"としてリリースされています。

Brocade 5000はMcDATA買収後に最初にリリースされた製品で、"McDATA互換モード"のような機能も持っていました。

また、スイッチの写真だとよくわからないと思いますが、このタイミングで企業ロゴも現在のもの (羽根のような形のもの、"B-Wing"というらしいです)に変更になっています。

 

スイッチのハードウエアの話をすると、ミッドレンジ以上の4Gbpsのスイッチには"Condor"というASICが搭載されています。

Condor ASICは2Gbps以前のFC ASICと比べるとかなり進化しており、1つのASICで32ポートまでカバーしています。

したがって、32ポートのSilkWorm 4100/5000でも、内部に搭載されているASICは1つのみで、軽量化や省電力化などに寄与しています。

(前回ご紹介した2Gbps FCではSilkWorm 3900という32ポートスイッチがありましたが、この製品には8つのASICが搭載されていました。)

一方、エントリースイッチやブレード・サーバー内蔵スイッチでは、Condor ASICをベースにした"GoldenEye"というASICが搭載されています。

 

 

また、「アプリケーション・スイッチ」と呼ばれる"単なるFCスイッチではない"スイッチがリリースされたのも、4Gbps製品の特長です。FCIPに対応した「Silworm 7500 (Brocade 7500)」や、スイッチ上でアプリケーション (ソフトウエア)を動作させる「Brocade 7600」などです。これらをダイレクタ製品の拡張モジュールとして実装する製品もリリースされていました

 

4Gbps FCが主流だった2000年代半ばの時期は、今にして思えば、ブロケード社自体も変革期でした。

次回は、第4世代 (8Gbps)のファイバーチャネル製品についてご紹介します。引き続き、お付き合いいただければ幸いです

 

ブロケードのファイバーチャネル・スイッチ製品はこちら

Webセミナー:ファイバーチャネルSAN基礎講座はこちら

 

関連リンク

Brocade ファイバーチャネル製品よもやま話 (第1世代)

Brocade ファイバーチャネル製品よもやま話 (第2世代)

Brocade ファイバーチャネル製品よもやま話 (第4世代)